ゴルファーズクリニックで定評の土子先生を訪問しました!
土子勝成先生 プロフィール
18歳から10年間、プロゴルファーを目指し日本国内をはじめアメリカ、オーストラリアにてゴルフに没頭。しかし怪我からプロゴルファーへの道は断念し、第二の人生を治療家として生きることを決心し、RMIT大学日本校(TCCの前身)に入学。現在新宿にて、つちこカイロプラクティックを開業、プロゴルファーからも信頼の厚いゴルファーズクリニックも併設。心身条件反射療法師。つちこカイロプラクティックはこんなところ
治療室。プライベート空間で、患者さんは安心して治療が受けられる。
卒業後も様々なテクニックセミナー等に参加し、資格を取得。「好きなことだから、続けられるし勉強したくなる。」とのこと。
心身条件反射や心理学の知識を元に作られた、土子先生独自のメソッドやツールが壁にかけられている。
アクティベータ・メソッド専用のカイロプラクティックテーブル。
同フロア隣室には、漢方クリニックを薬剤師の奥様が運営。希望の患者さんは漢方も受けられる。
土子先生は、とにかく勉強家
土子先生とは、土子先生が本学の学生時代からお話する機会はありましたが、卒業されてから初めて土子先生のオフィスを訪問させていただきました。
お話を伺っていく中で、とても印象的だったのは「常に勉強する姿勢」と温和なお人柄。
自分が患者として治療を受けるとき、安心して任せられる治療家とは?と考えたとき、まさにこういう先生に診てもらいたい!と素直に思える、そんな先生です。
本学をご卒業後、カイロプラクティック・テクニックのひとつであるアクティベータ・メソッドの資格も取得され、今ではシニア実技指導員としてカイロプラクターに指導できるまでの知識と技術をお持ちです。その他、メンタル治療であるPCRT(心身条件反射療法師)の資格も取得され、全国でインストラクターもされています。
そんな土子先生を本日は取材させていただきました。
卒業して開業したら、「なんで良くならないんだ!?」ということを誰もが経験する
TCCのカリキュラムは国際承認プログラムで、とにかく内容が濃いです。
卒業して即戦力になれるよう、カリキュラムが組まれています。
しかし、当然のことですが卒業して実際に治療家としてのスタートを切ると、実に様々な問題を抱えた患者さんが来院され、中には「あれ?原因は○○のはずなのに、なんで痛みが取れないんだろう?」ということがあります。
検査もやった。レントゲンもチェックした。禁忌や危険排除も行った。原因を特定し、適切な治療を行った…
なのに、なぜ!?
通常は、多くの患者さんは数回の治療でご本人が自覚できる程度に改善し、数ヶ月で根治するケースが多いのですが、ごくまれに、上記のような「なんで良くならないんだろう…?」というケースが出てくるのです。
施術家としての力量と姿勢が問われる瞬間
優れた治療家は、こういう「なぜ?」という疑問を、そのままにしません。適当に説明もしません。とにかく苦しみ抜き、自ら答えを見つける作業こそが、良い治療家になるための避けられない道なんです。本を読み、文献を探し、海外の論文や臨床レポートなども参考にする。セミナーに参加して、知識や経験を増やす。そういう積み重ねがとても大切です。・・・というと、とても大変そうに聞こえるかもしれませんが、「好きでやっている仕事」なので、もっともっと知りたい、という好奇心はつきませんし、「大変じゃない」とはいいませんが、苦にはならないのです。
私の場合、この「なぜ?」がクリアになったのは、「心理的ストレスやトラウマが影響している」という気づきでした。
心理的ストレス、思いこみ、思い癖が症状改善を阻止する
カイロプラクティックの施術で、多くのゴルファーや一般の患者さんの症状は改善されます。
しかし、どんなアプローチをしても症状の改善が見られないケースがあります。
すでに各種検査、筋のバランスチェック、持病の有無、既往歴等を確認し、適切な施術を行っても改善しないケース。こういう場合は、心理的な問題点を見つけ出す作業になります。
たいてい、こういう場合、患者さんは頑固な人です(笑)。ある意味、ポリシーが根底にあってそれを信じていて変えられないという人もいますし、親や身近な家族からの影響で「思い込み」や「思い癖」が染み付いてしまっている人です。
私は、コーチングの資格も持っているので、そういうケースではけして「答えを教えず」に本人が気がつき、本人が変わろう、と意識させるように促します。前向きになったり、貪欲になったり、興味関心を色んなものに示したり、自分の思い込みに気がつき転換することができると、脳からの神経伝達を阻害していた悪因子を取り除き、症状が改善することが多々あります。
プロアスリートが試合前に邪念を取り除き、自分は勝つ、と思い込むだけで成果が変わる、というのは同じ原理です。
入学希望者の方や、今現在TCCで学んでいる人へ
どんな仕事でもそうですが、「常に学び、常に成長する」ことが大切です。卒業したら終わり、ではありません。
自分の生涯を捧げられると思える好きな仕事であれば、それは苦労ではなく愉しみや喜びに変わります。
カイロプラクターの向き不向きは、あなたがそれを楽しいと思えるかどうか、だと思います。
今学校で学んでいる人は、おそらく「なぜ」「どうして」という自問自答の中で精進を重ねていると思います。それが当然で、その過程がないと今私が感じている「カイロプラクティックの施術がすべてクリアになった」状態にたどり着けないでしょうし、差がわからないと思います。
学んでいる過程で「なぜ」「どうして」という疑問を、ぜひとことん味わい尽くして、その背景に自分の思い癖や思い込みがあるかどうか、患者さんとの対話で心理的要因が隠されていないかどうかなど、臨床家としてテクニックだけでなく幅広い知識と教養を身につけてください。
土子先生おすすめの参考図書
「幸福論」 ラッセル著
哲学家ラッセルが書いた本。施術するうえでのいくつもの「気づき」を与えてくれます。
(取材・写真)広報部長 佐藤靖子
多くの臨床経験やプロゴルファーの専門治療など、ベテラン土子先生の施術を受けれれます。また、カイロプラクティックに関する質問はもちろん、勉強の仕方、アルバイトとの両立など、学生目線で色んなアドバイスを聞くことができます。
当日は、土子先生以外にも、たくさんのOBが来てご質問に答えたり体験治療をします。
入学をご検討中の方はもちろん、身体に不調を抱えていらっしゃる方もぜひご参加ください!
(同業他社のご参加は固くご遠慮いただきます。)
つちこカイロプラクティックオフィス
東京都新宿区新宿1-16-14 大高ビル2F
電話:03-3350-9133
ホームページ:http://www.tsuchiko-chiro.com/
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